山行報告

山と温泉26 黒川鶏冠山

期日 2025年4月26日(土)
天候 曇り
参加者 7名
レベル 一般向★★
コースタイム 所沢駅6:00=入間IC=勝沼IC=落合登山口8:50/9:05―分岐10:00―横手峠10:20―見晴台10:50―鶏冠山11:20/11:30―鞍部11:40/12:10―分岐12:45―落合登山口13:30/13:45=丹波山温泉「のめこい湯」14:00/15:30=奥多摩街道=青梅駅=所沢駅17:30
コメント 丹波川上流の落合登山口から歩き始める。春の息吹を感じさせる山道には、山桜と萌え始めた新緑のグラデーションが美しく、軽快に登る。沢沿いには可憐なハシリドコロの花が咲く。猛毒性ありの話が印象を深める。稜線に足を踏み入れると、落葉松林からブナ林へと変わり、陽の射さぬ斜面は古い倒木や苔に覆われ、北八ヶ岳の原生林を思わせる。鶏冠山山頂は、まさに鶏のトサカのよう幾つかのピークでできた岩場で、その山名の由来が分る。山頂からの眺望は予想を超え、南には雄大な大菩薩嶺、北には奥秩父の主脈が堂々と連なっている。下山は、登ってきた景色を反芻するかのように楽しみながら落合登山口へと戻る。
 今回の山行では、長年の疑問だった武田氏ゆかりの『黒川金山』の位置を鶏冠山直下に確認できたことも大きな収穫だった。
 帰路は丹波山温泉『のめこい湯』へ立ち寄る。露天風呂に浸かった途端に雷雨に見舞われ、内湯でゆっくりと汗を流し、退館する時には雨も上がっているという絶妙なタイミングだった。
 車でなければアクセスが難しい山奥の豊かな自然を満喫し、温泉で心地よく汗を流すという素晴しい山行を企画・運営してくださったリーダーに感謝です。