おくのほそ道「草加宿」を歩く
期日 | 2025年5月27日(火) |
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天候 | 曇り |
参加者 | 6名 |
レベル | ウォーキング |
コースタイム | 新秋津9:01=南越谷駅=草加9:45―旧日光街道(草加宿)―源兵衛せんべい店―東福寺―おせん公園―草加松原―まつばら綾瀬川公園12:00(昼食)―草加市伝統工芸展示館―獨協大学前駅13:40 |
コメント | 東武スカイツリー線の草加駅で東京方面からの参加者と合流し、出発した。日光街道は、江戸と日光を結ぶ重要な街道で、奥州諸大名の参勤交代・将軍家の日光参詣で賑わった。しかし、会津街道の大内宿のように整備された昔の町並みが残っている訳ではない。 それでも所々に昔からの旧家が残されていてその面影を伝えている。ここには街道沿いに数軒の草加煎餅店があり、その一軒に入って手作り作業を見、名物を買い求めた。およそ340年前(元禄二年)、芭蕉は河合曽良を供として、千住で多くの門人知人に見送られ、前途三千里の奥州に向けて旅だった。草加は日光街道の二番目の宿場である。紀行文には、「その日やうやう早加(草加)という宿にたどり着きにけり。痩骨の肩にかかれる物まず苦しむ」とある。よほど疲れたと見えて、草加宿では俳句を一句も残していない。このことを地元の人たちはたいへん残念がっている。草加松原は日本文学の研究者ドナルド・キ―ン氏の尽力により、日本の名風景百選の一つとして選定された。綾瀬川の右岸沿いに美しい松並木が続く。地元の人は、武蔵国の語呂合わせで六三四本の松並木と称している。ここでは街道の幅は広く、昭和のはじめには路線バスも走っていたそうである。ハーブ橋を渡り、対岸のまつばら綾瀬川公園の草地で昼食をとった。途中、矢立橋や百代橋などのタイコ橋があり、最後に草加市伝統工芸展示館に立ち寄った。草加はせんべいだけでなく、日本の四大革製品の特産地の一つとのことである。財布などの小物、バッグ、靴やランドセルなどが展示されていた。皆さんにとって、ここが今日一番の見所だったようだ。ここを出て10分ほどで獨協大学前駅に着き解散した。終日曇天で、カンカン照りでもなく、雨にもあたらず、町ウォークには快適な一日でした。 |